2010年11月20日土曜日

ハンムラビ王の時代では、銀は極めて貴重なものだったようです。
日本では、明治になって銀の生産量が世界的に大幅増加し、価値は急激に下落しました。 貨幣が銀を本位とすることもなくなりました。

しかと、世界には銀の銀貨のコレクターが多く、かなりのプレミアまでついています。

今後、また金を抜いて、財産の大様になるかもしれません。

東京オリンピックで生産された記念の1000円銀貨です。


こちらは1円銀貨で、今いくらするかは分かりません。




銀の価値と銀製伝統工芸

そもそも、19世紀までの世界の貨幣は、銀を本位とすることが多かったようです。

古代アテネから明治初期まで、2000年以上にわたって銀の価値に大きな変化はありません。

銀行はお金を取り扱うところですが、なぜ、金行と呼ばれないのでしょうか。


古代より貨幣としては銀は、金よりも普及し、銀貨は経済の中心になりました。

よってお金を扱うところを銀行と呼ぶようになりました。



古代ギリシャの銀貨です

純銀は持っているだけで、財産です。また銀製工芸品となると一財産、家宝となるわけです。

「雄弁は銀、沈黙は金」といわれています。のちに、日本が銀の供給量を増やした為、銀の価値が減じたので順位は入れ替わりましたが、古代ギリシャには銀本位制の時期があるということです。

古代エジプト文明では、銀の方が金よりも高価で、倍ほどの価値があったそうです。

ヨーロッパでも中世までは銀の価値が金よりも上でした。

世界中にさまざまな銀貨があります。  



日本にも1円銀貨や東京オリンピックで銀貨が発売されています。http://www.tenka.biz/SHOP/25062/list.html